ユマニチュードというケア
認知症や高齢者ケアのひとつの技法として注目されている
「ユマニチュードHumanitude」は
フランス人の元体育教師であるイヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティによって作り出された
知覚、感情、言語によるコミュニケーションに基づいたケア方法です。
フランス国内をはじめ、ヨーロッパやカナダで受け入れられ、
2012年に日本でも導入されました。
ユマニチュードは人間の尊厳である4つの柱の援助するケアです。
その柱とは
①見つめること
②話しかけること
③触れること
④立つこと
それぞれについて説明すると、
①の見るという行為が相手に伝えるメッセージは
ポジティブとネガティブなものがあります。
ポジティブなものは、
水平に目を合わせるのは「平等」
正面から見ることは「信頼」
顔を近づけると「親密さ」
見つめる時間を長くすると「愛情、友情」
逆にネガディブなものは、
垂直に見下ろすと「支配、見下し」
目の端で見るような横からの視線は「攻撃」
遠くから見ると「関係性の薄さや否定的な意味」
短い視線を投げかけると「恐れや自信のなさ」
アイコンタクトを取るのは
「あなたの存在を認めていますよ」
というメッセージがあり、
目があったら2秒以内に話しかけるというのは
敵意がないのを相手に示すためだそうです。
アイコンタクトは0.5秒以上とります。
②話すという行為も
「あなたの存在を認めていますよ」
ということです。
赤ちゃんに話しかけるときの声のトーンは優しく、
言葉は愛情に溢れていることでしょう。
言語的、非言語的な反応がなかったら、
自然と声をかけなくなるのは自然なことかもしれません。
その場合はケアをしている行為を実況中継する
「オートフィードバック」をします。
「温かいタオルですよ」「新しいパジャマはスッキリしますね」など。
③触れるという行為も
広く、柔らかく、ゆっくり、包み込むように触れると
優しさ、喜び、慈愛、信頼というポジティブなメッセージを意味します。
④立つことには大きな意味があります。
立つということにはポジティブで誇りに満ちた
認知記憶があり、平等な人間だという意識に繋がります。
ベッドにいつも寝ていて、見下ろされているのでは
人間の尊厳が保てません。
立つことには生理的メリットもあります。
・骨に荷重をかけることで骨粗鬆症を防ぐ
・筋力の低下を防ぐ
・血液の循環状態を改善する
・肺の容積を増やす
1日に20分、もしくは立っていられるだけ立ってケアするのが理想です。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(香港支部)心理カウンセラー
-
香港在住の心理カウンセラーです。
香港では対面の、
その他の地域ではオンラインのカウンセリングをしています。
あなたが幸せでありますように。
Online&In-Person counseling available in English and Japanese.
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