2025年2月のお題-2】(くれたけ#245)「思い出の場所」というテーマでブログを書いてください。

数日前に下の子が巣立ち、
今後の人生の過ごし方や生きがいを考えた時、
いつも潜在意識の中にあった「ある場所」のことを思い出しました。

あれはもう20年以上前のこと。

ネパール内戦中、
停戦になった期間を見計らって
ジョムソンームクティナートトレイルに約1週間のトレッキングに行きました。

ヒマラヤの奥地を歩くこのコースは
内戦中ということもあり、宿以外でほとんど人に出会うことはありませんでした。

ある山を登っている時、
ネパール人のガイドさんとわたしのパートナーは先に、
のんびり時間をかけて景色を楽しみながら歩いているわたしは
5分くらい遅れて頂上に辿り着きました。

頂上にはテントがあって、その中に人がいるのに気づきました。
それも複数。
あれ?今まで誰にも会わなかったのに、
なぜこんなところにテントが、
と不思議に思いながらも
当時接客業をしていたので満面の笑みで息を切らせながら、
「ハロー」
と挨拶をしました。

彼らを見た瞬間、
その前にあるテーブルに山積みにされた機関銃が目に入りました。
映画のロケじゃないよね、
え、えー、き、き、機関銃、、、

「どこから来た」
とボスらしき人から聞かれたので
「ジャパン」
と素直に答えました。
沈黙、、、

動揺を隠して、
平常心を保って、
その場からゆっくりと離れました。
ほんとは先で待ってくれているはずの2人のところに
ダッシュしたかったけれど、逃げるのはよくないと思い、
全神経を背中に集中させて歩きました。
後ろから撃たれるのかな、
多分痛いよね、
お父さんとお母さん悲しむかな、
など考えながら。

曲がりくねったところにガイドさんとパートナーがいました。
ガイドさんもまさかの遭遇に怯えていて、彼曰く、
彼らはマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)。
政府に協力している国(明記するのは控えます)の人だったら、
撃たれてたかもね、と。

わたしが生きているのは、
何か役目があるからなのかもしれないとそれ以来思うことがあります。

自身の経験から心理カウンセラーになりたい、
全人類の幸福度を上げるのにはどうしたらいいんだろう、
というのがその答えなのではないかと感じています。

ネパールはその後も何度も訪れている
大好きな場所です。

投稿者プロフィール

リン北沢 美雪
リン北沢 美雪くれたけ心理相談室(香港支部)心理カウンセラー
香港在住の心理カウンセラーです。
香港では対面の、
その他の地域ではオンラインのカウンセリングをしています。
あなたが幸せでありますように。

Online&In-Person counseling available in English and Japanese.
May you be happy:)

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